コラム

「公開して終わり」はNG!ホームページに欠かせない保守運用の基本と重要性

デジタルマーケティングがビジネスの中心となる今、ホームページは単なる情報発信の手段を超え、企業やブランドの「顔」としての役割を果たしています。しかし、その大切なホームページを「公開して終わり」にしていませんか?
ホームページは、公開後も継続的な“保守”と“運用”が必要不可欠です。
放置することで、サイトの価値が低下し、信頼を損なう恐れがあります。

この記事では、ホームページの保守運用の基本と重要性、放置によるリスクについて解説します。

ホームページの「保守」とは?

ホームページの保守とは、公開後も安全かつ安定的に運用し続けるための管理・対応業務です。
技術の進化やユーザー環境の変化に応じて、ホームページの修正や更新が求められます。
保守を怠ると、以下のような状態に陥る可能性があります。

  • ドメインやサーバーの期限切れでホームページが表示されなくなる
  • セキュリティの脆弱性が発生し、ホームページが危険にさらされる
  • 閲覧者に誤った情報や不快な印象を与えてしまう

ホームページを“見えないところ”で支えるのが保守の役割なのです。

ホームページの「運用」とは?

一方運用は、ホームページを戦略的に活用し、企業の目的(集客・売上・ブランディングなど)を達成するための活動です。
改善運用をどの程度行うかは、サイトの種類によって異なります。

  • ECサイト → コンバージョンを上げるための積極的な改善運用が重要
  • コーポレートサイト → 最低限必要な更新だけでも信頼性を保つことができる

こうした改善運用は、ホームページが正常に動作している状態を前提としたものです。
まずは、改善運用よりも先にしっかりとした保守体制を構築することが重要です。

保守運用を行わないとどうなる?

ホームページの保守と運用について簡単に説明しましたが、実際に保守運用を行わないとどんな事態が発生する可能性があるのかご紹介します。

01.ホームページが表示されなくなる

急にホームページが表示されなくなってしまう可能性があります。
原因はいくつか考えられますが、いずれにしても原因の特定および対処には専門的な知識と技術が必要です。保守体制を用意できていない場合、対応できる人が見つからず復旧に時間がかかってしまう場合もあります。

02.ホームページの機能が正常に動作しなくなる

ホームページに組み込まれている機能が正常に動作しなくなる可能性があります。
例えば、お問い合わせフォームからのメールが届かない、コンテンツの更新ができないといったケースが考えられます。ホームページの機能が正常に動作しないことで、ビジネスの機会損失につながる恐れがあります。

03.レイアウトが崩れてしまう

ホームページは制作会社から納品された段階など、公開した段階では綺麗にレイアウトが組まれています。しかし、新型のスマートフォンやパソコンではホームページ制作時点では予想もしていなかったレイアウト崩れが起きる可能性があります。
また、ホームページの運用を続ける中で、『これくらいなら自分たちでできるだろう』と判断し、デザインを変更してしまうことがあります。その結果、レイアウトが崩れてしまい元に戻せなくなる恐れがあります。

04.情報を更新したいのにすぐに対応できない

ホームページは基本的に、情報が更新されていきます。
更新頻度はサイトの種類によって異なりますが、会社が移転したり、社長が交代したり、新規事業を始めた際に早急にホームページを更新しなければなりません。
このホームページの更新作業をスムーズに行うためには、保守運用体制が欠かせません
保守運用体制が構築できていないと、更新の方法も誰に聞けばいいのかも分からないといった事態に陥ってしまいます。

保守運用で行うこと

ここでは、保守運用で行う具体的な内容についてご紹介します。
なお、ここでご紹介する内容が全てではありません。一部の例として読んでいただければと思います。

01.ドメインやサーバーの更新

ホームページを公開するには、ドメインやサーバーの設定が必要です。
近年では、SSLサーバー証明書の取得も必須となっています。
これらは、いずれも一定期間で失効してしまうため、定期的な更新が欠かせません。

02.レイアウト崩れへの対応

スマホの仕様変更などでレイアウトの崩れが発生してしまった場合、早急に修正します。
また、自社でレイアウトを変更してしまい、元に戻せなくなった場合でも、バージョン管理をしていれば復元作業を行えます。

03.システムのバージョンアップ作業

ホームページで使用しているシステムがバージョンアップされたら、ホームページでもそれに合わせた対応が必要になることがあります。
システムのバージョンを最新に保つことは、脆弱性への対策という点でも非常に重要です。

04.コンテンツの更新

ホームページのコンテンツを更新し、最新情報を届けることは信頼性を高めるうえでもとても重要です。ECサイトや採用サイトでは、コンテンツを更新することで売上アップに繋がったり、応募者数が増加したりすることもあります。

05.開発環境の保持とバックアップの取得

何らかの要因でホームページのデザインが大きく崩れてしまったり、ホームページ自体が消失してしまう可能性もゼロではありません。そうした万が一の事態に備えて、バックアップを取得しておくことはとても重要です。
また、ホームページを制作した会社であれば、開発環境を保持している可能性が高いので、復旧も比較的迅速に対応できるでしょう。

まとめ

ホームページの保守運用について解説してきましたが、ホームページの保守運用は、公開後に考えるのでは遅すぎます。「制作段階から保守運用を見据えた体制を作ること」が成功のカギです。

ホームページ公開後に決めようと考えていると、「保守運用は自社でするのか、依頼するのか?」「自社で実施する際のリソースはあるのか?」「制作会社に依頼する際の価格は?」などの検討事項が多いので、方針を決めている間にホームページは公開直後のベストな状態から遠ざかってしまいます。
制作時に保守運用の体制をしっかりと構築していれば、スムーズな対応が可能となり、ホームページを常にベストな状態で保つことができます。

SMCマーケティングは、ホームページの制作から保守運用まで承っております。
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著者

SMCマーケティング
マーケティングコンサルタント・WEB広告プランナー
板橋正人

多業種の売上向上に貢献するマーケティングコンサルタント。WEB広告プランナーも務め、BtoB・BtoC商材で売上や問い合わせ増加の実績が多数あり、課題に応えた具体的な戦略で成果を上げています。

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